オーナーの思いと建物

もうひとつの自分の家としてくつろげる空間

この度、倉敷の文化・日本の文化に興味関心のある方々のために、ホテルでもない、旅館でもない自由な宿泊施設「DEN」(旅慣れた旅行者が気持ちよく使えるもう一つの自分の家)を作りました。

私は20歳代初めから日本を飛び出し、バックパッカーとして世界各地を数年間、放浪した経験があります。
日本の歴史、文化を十分に学ばなかった人間ですが、旅を重ねるにつれ、海外に居ながら、日本の文化の良さが分かるようになりました。
知的な外国人ほど、日本の文化に興味を示すことも知りました。倉敷を拠点に日本を感じてほしい。

「くらしき伝-KURASHIKIDEN-」は、そうした世界中のまだ出会ったことのない未来の友人のために、日本と倉敷を見てもらえる絶好の「場」になることと信じています。

Kawazoe Honoka
DENオーナー ・ 川添 微

オーナーの「ほのか」はジュエリーデザイナーです。コロンビアのエメラルド原石を生かしたアクセサリーを制作しています。「ほのか」は日本や世界を展示会で年中飛び回っています。だからこそ、滞在先でほっとする空間がどんなに大切か知っています。「ほのか」は数年前、倉敷の古い建物を手に入れて、自分の理想の宿泊施設にリニューアルしました。一つの宿にゆっくりと連泊して、その街に住むように旅をする、という「ほのか」の思いを体感ください。

建物について

「くらしき伝」は、リニューアルされた2つの隣接した建物で構成されています。
南側の和風の建物は、造り酒屋の隠居所として約100年前に建てられたものです。
50年ほど前に手に入れた方は、間取りの改修を控え、建設当時の風情を残してきました。
北側の建物は、本来は酒蔵(製品倉庫)として建築されたものでしたが、30年ほど前洋風の建物として大改修が行われています。
「ほのか」は2016年に手に入れ、畳の部屋で構成された「和の棟」と、2ベッドルームとキッチンと広い居間で構成された「洋の棟」に生まれ変わらせました。
設計は、倉敷で数々の古民家や施設の再生を手掛けている建築家の楢村徹さんです。
これら2つのサイトは全体でも利用できます。個別に利用する場合は、施錠ドアによって分離されます。各々には別々の正面玄関があり、プライバシーが保障されています。バスやキッチン、洗濯機などのアメニティも個別に完備されています。